2月16日に劇場公開がスタートした映画『グレイテストショーマン』。
ミュージカル映画史上最高の感動作とも言われる作品で、大ヒットの話題作ですが、
おもしろくない。つまらないといったマイナス評価もいくらか見られます。
高評価を受ける一方で、どのような部分が否定的な評価になっているのかまとめてみたいと思います。
サクッと読むための目次
グレイテストショーマンは実話ベースの物語
映画『グレイテストショーマン』は19世紀アメリカの実在の興行師P・T・ バーナムの半生を描いたミュージカル映画です。
「レ・ミゼラブル」でも華麗な歌声を披露したヒュー・ジャックマンの主演で、「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた実在する人物を元に作られている作品です。
幼い頃から夢を追いかけ続けるバーナムは、大人になりビジネスのため奇妙な集団を集め、共にフリーク・ショーを始める。
偏見や差別の多かった時代に肩身の狭い思いをしていた人達にスターになれる場所を提供し、その時代ではとても画期的なショートして注目をあびることになった。
グレイテストショーマンの悪い評判
批評家レビューのうち、55%が支持評価を下し、残り45%が否定的評価を下した。平均評価は10点中6点となった。
と賛否の別れた作品でもあるようで、映画の出来に関して人によって違う見解があるようです。
ストーリーが物足りない

映画のお話の内容がトントン拍子で進んでいってしまい、最後まで予想通りの展開でギャップだったり予想外の展開にならず、終始流れるように進んでいく展開に物足りなさを感じる人がいるようです。
- 挫折感が足りなかったり
- 音楽が軽快すぎたり
- 深みが無かったり
面白いんだけど、あっさりしててちょっと物足りない部分があるようで、音楽はいいけど物語は消化不良という意見も。
史実と違う
19世紀アメリカに実在していた興行師P・T・ バーナム氏をモデルにした映画でもあります。独立後に急成長しているさなかのアメリカにあった深い差別問題を物語に入れ込んでいますが。
- 実際の史実を美化しすぎた内容
- 本当の史実を知ってほしい
- 時代背景を無視したようなポップな音楽ばかり
当時の時代を深く切り込んだような、社会派作品やヒューマンドラマといった人間味あふれる作品を期待してしまった場合にスカシを食らうようです。
実際には、こんな綺麗事じゃないし楽しそうでも何でもないのによく映そうとしている感が反感を持つきっかけになっているようです。
本当はもっと皮肉だったり、マイノリティに対する差別は深かったに違いないけど、何やら楽しいポップな作品に仕上がっています。
シンプルに見れば面白い映画

ある見方をすれば差別的な映画と言われてしまうのかもしれません。
映画に深さを求めなければ、エンターテイメント性は抜群なので、
見るかどうか迷っている人は個人的には見て損のない楽しめる映画だと思います。
評価が分かれた映画ですが、アップテンポの音楽が多いので爽快感はあります。
これが、本当に18世紀に公開された映画だったらここまで議論もされず、賛否が出るような映画にもなっていないのかもしれません。
個人のあり方が重要視されている現代だからこそいろんな意見の出るようになり、世間の注目度も高い作品になっているのではないかと思います。
見るか悩んでいるなら
見るかどうか迷っている人は、ちょっと似た雰囲気のSINGとか見てみると良いかもしれません。
ミニオンズ制作チームが作った映画で、2017年のヒット映画TOP10入りした作品でもあって、MISIA、長澤まさみ、スキマスイッチ・大橋卓弥と有名所の歌声で吹き替えられているので、音楽も良いです。
SINGが好きならグレイテストショーマンも楽しめると思うので、U-NEXTで動画は配信されていましたし、おすすめです。