2017年4月で月曜9時のドラマ枠新設から30周年を迎える今回の月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ)がスタートします。
このドラマは推理作家である麻耶雄嵩の作品、貴族探偵シリーズをドラマ化した推理ミステリー。
「このミステリーがすごい」にもランクインしていたことでも有名な今回の「貴族探偵」と「貴族探偵対女探偵」。麻耶雄嵩さんのロジカルで本格ミステリーながら癖のある作風という所にも注目です。
そんな今回の月9ですが、ドラマの主演を務めるのはアイドルグループ嵐の相葉雅紀さん。2015年4月期の月9ドラマ『ようこそ、我が家へ』から2年ぶりの主演ドラマとなり、初めての探偵役。一体どんな役を演じるのか気になるところですね。
さっそく、ドラマについて詳しく見ていきましょう。
サクッと読むための目次
基本情報
放送日:2017年4月スタート(4月17日から放送)
放送局:フジテレビ系
原作:麻耶雄嵩
プロデューサー:羽鳥健一、西坂瑞城
脚本:黒岩勉
演出:中江功、金井絋、相沢秀幸
制作著作:フジテレビ
ドラマ「貴族探偵」のあらすじ
ドラマの主人公は年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている青年。物語では「貴族」「主」「御前」という呼び名しか登場しない。働いている様子はなく、身なりは常に瀟洒(しょうしゃ)、言動は紳士的でレディーファーストを心がけ、一方で貴族であるという自覚を強く持ち、権威に頓着することがなく常に泰然としている。事件に出会った際には警察の上層部に働きかけ、現場を指揮する鼻形雷雨(はながた・らいう)という刑事もしぶしぶ認める形で、事件解決に向けて関わっていく。
それでは貴族のお手並み拝見だ…そう誰もが思ったところ、なんと捜査、推理をするのは彼を取り巻く召使いたち。「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と言い放ち、事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じている貴族にあっけにとられる周囲を尻目に、貴族へ絶対的な忠誠心を持つ山本という執事、田中というメイド、佐藤という運転手の3人が現場分析、証拠集めなど捜査へと動き始める。
そんな、破天荒な貴族たちと偶然に、かつ頻繁に同じ事件に居合わせ、貴族たちと競う形で謎に向き合うのが探偵の高徳愛香(たかとく・あいか)。喜多見切子(きたみ・きりこ)という女性探偵を師匠と仰ぎ、彼女に憧れて探偵になった愛香は駆け出しの新米ながら、探偵という職業に人一倍の誇りと信念を持っている。そのため貴族のやり方には反感しかなく、貴族よりも先に謎を解こうと現場を奔走し、推理を積み重ねていく。
貴族だけど探偵、でも推理をするのは使用人。そんな趣味で探偵をしている貴族探偵とは一体何者なんでしょう。
推理をしない探偵、そんな人探偵と言ってもいいんでしょうか?(笑)ドラマを見れば何か納得できるかもしれませんね。
キャスト
- 貴族探偵(相葉雅紀)
推理という雑事は使用人に任せる。と言って自らは推理をしない貴族。趣味は探偵。貴族ならではのコネを使って警察を動かし、使用人と共に難事件を解決へ導く正体不明の男。
使用人達が事件の糸口をつかむまでの間は事件関係者の女性たちとの会話を楽しむとゆうイマイチ探偵っぽさのない今回の主人公。
相葉雅紀
1982年生まれ、1999年からアイドルグループ嵐のメンバーになる。バラエティ番組への出演や俳優としても数多くの作品に出演する。
年間起用社数でも男性有名人1位を獲得した。また、2016年には『オリコンORICONSTYLE』恋人にしたい男性有名人1位にも選ばれている。最近のドラマでは、同じく月9の『ようこそ、わが家へ』(2015年4月~6月)以来2年ぶりで、探偵役を演じるのは今回が初めて。
- 高徳愛香(武井咲)
貴族探偵と対決する新米女探偵。
探偵の仕事に誇りを持っており、貴族探偵のやりかたに疑問を持っているために貴族探偵には負けない!!と対抗心を燃やしている。
武井咲
1993年生まれ、2006年からモデルとしてデビューし2011年に月9に初出演。最近の月9ドラマでの出演は『海の上の診療所』(2013年10月~12月)以来4年ぶりで、探偵役は初めて。
- 鼻形雷雨(生瀬勝久)
貴族探偵より先に事件を解決しようとする刑事。まだまだ経験は浅い。
貴族よりも先に謎を解く”という利害が一致し、高徳愛香と協力して事件を捜査する事になる。(ドラマオリジナル人物)上昇志向が強く長い物に巻かれ、現場経験が乏しいというハンデを抱えながら解決に邁進する異色の刑事。
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- 喜多見切子(井川遥)
高徳愛香が師匠と仰ぎ、愛香に探偵の仕事を教えた女探偵。
過去に貴族探偵との推理対決に敗れ、謎の死を迎えた。
- 佐藤(滝藤賢一)

貴族探偵に仕える使用人の一人で運転手。事件を推理しつつ貴族探偵のボディーガードも兼ねる。
- 田中(中山美穂)
貴族探偵に仕えるメイド。可愛い顔をしながら事件を推理する。
控えめな性格で整理整頓が大好き、紅茶をいれさせたら右に出る者はいないと貴族は賞賛する。
- 山本(重松 豊)
貴族探偵に仕える執事。常に慇懃かつ冷静沈着で、貴族の手足となる。
- 謎の女(仲間由紀恵)
ドラマオリジナルキャラとして、正体の明かされていない人物。今回のドラマで重要な役割で登場してくるのではないでしょうか。
- 冬樹和泉(田中道子)

ドラマオリジナルキャラの鑑識。その性格はぶっきらぼうで、有名お嬢様短大を卒業後、普通は体験できないことがしたいという思いから鑑識になることを志望する。鑑識としての腕は抜群に優秀で失敗知らず、とにかく鑑識という仕事が大好き。
出演キャストを見ると、とても豪華なキャストですね、月9・30周年に対する意気込みでしょうか。個人的には謎に包まれている仲間由紀恵さんの演じる役についても気になります。
見所とまとめ
月9ドラマといえば、これまで華やかで恋愛ものが多く、若者向けドラマや、旬の話題作といった印象が強いですが、これまでにも何度かその他の変化球ジャンルのドラマを放送しています。
ちなみに、今回のようなミステリー物は今回で5作目で、過去の作品はいづれもヒットを飛ばしているようです。
- 1999年『氷の世界』(主演:竹野内豊、松嶋菜々子 平均視聴率 19.0%)
- 2007年『ガリレオ』第1シーズン(主演:福山雅治 平均視聴率 21.92%)
- 2012年『鍵のかかった部屋』(主演:大野智 平均視聴率 16.0%)
- 2013年『ガリレオ』第2シーズン(主演:福山雅治 平均視聴率 19.92%)
そして今回のドラマが『貴族探偵』。
「本格ミステリー・ベスト10」(原書房2014年度)で1位を獲得したヒット作と、それぞれが映画やドラマで主役級の豪華キャスト陣を引き連れて出演しているので見過ごすことのできないドラマとなることでしょう。脚本家が黒岩勉さんとゆうところも注目ポイントですね。
月9ドラマの新設30周年を迎えるこのタイミング、視聴率の振るわないことが最近ニュースになっていますが、今回はこのドラマでフジテレビの底力を目の当たりにすることになるかもしれませんね。
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