2017年の4月14日放送開始の金曜ドラマ『リバース』。
人気作家の湊かなえさんの推理小説を原作としたドラマで、湊かなえさん作品で、初の男性を主人公にしたお話です。演じる役者陣は、藤原竜也、戸田恵梨香、玉森裕太、小池徹平、三浦貴大、門脇麦、市原隼人と豪華な若手陣を引っさげた注目の本格ミステリードラマです。最後はみんなアッと言わされる感じで、リバース(伏線に驚かされる)することになるでしょう。
伏線の張り巡らせ方が秀逸で、過去の作品『告白』でもゾッとするような展開が今作品でも期待されることは間違いなさそうでしょう。
ドラマ『リバース』の最終回ネタバレを原作情報を元に解き明かしていこうと思います。
サクッと読むための目次
ドラマ『リバース』の基本情報

放送局:TBS
時間:金曜22時
放送開始日:2017年4月14日
原作:湊かなえ「リバース」(講談社)
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
音楽:横山克
演出:塚原あゆ子、山本剛義、村尾嘉昭
プロデューサー:新井順子
製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/
『リバース』のあらすじ
深瀬和久(藤原竜也)は、冴えない男だ。有名大学を卒業しながらも地味で、つまらない程普通の人生を送ってきた。唯一の彼の取り柄はおいしいコーヒーを入れること。そしてその度に彼の頭をよぎるのは、たった一人の親友・広沢由樹(小池徹平)を失ったことだった。10年前、スノボ旅行中、彼が大学生の時に起こった悲しい事件─。 ある日、深瀬は行きつけのコーヒー店で越智美穂子(戸田恵梨香)という女性と運命的に出会う。そして、頼りない自分にも明るく接する彼女の姿に強く惹かれてゆく。そんな中、深瀬のもとに届いた大学の教授の退官祝賀会の知らせ。広沢のことを思い出すのを恐れながらも会場に向かった深瀬は、10年前の旅行をともにしたメンバーである、社会科教師の浅見康介(玉森裕太)や、長年会っていなかった県議会議員秘書の村井隆明(三浦貴大)、村井の妹(門脇麦)の夫であり大手商社マンの谷原康生(市原隼人)らゼミ仲間と再会することに。そして、そんな彼らの目の前に待ち受けていたかのように、10年前の事件の真相を未だに追い続けているジャーナリスト、小笠原俊雄(武田鉄矢)が現れ…。
(公式サイト)
原作『リバース』との違い
今回のドラマ『リバース』ですが、小説には出てこないオリジナルキャラクター・ジャーナリストの小笠原俊雄(武田鉄矢)が登場します。しかも、公式サイトでは
原作の結末後の世界も描き、ドラマオリジナルのストーリーをお送りします
とのことなので、原作とは違った展開にも注目ですね。
このジャーナリストの小笠原俊雄が原作とは異なる物語に影響を及ぼしてくるのでしょうか。早速原作の中身とドラマ最終回を予想していきたいと思います。
小説『リバース』の結末ネタバレ
ネタバレなので、原作を読もうとしている方は飛ばしてください。
事件が当時解決されなかった理由
4人がなぜ、当時の惨劇を4人だけの秘密にしてしまっていたのか。お互いを匿っていたのには理由があります。
ゼミ仲間でスキー旅行をしていた5人、途中買い出しに出かけていた村井を迎えに行く際に既に宴会でお酒の入っていたみんな、誰も村井を迎えに行きたがらなかったが、広沢が迎えを買って出る。
そしてそのまま交通事故を起こしてしまったのだった。
残された4人はそれぞれに落ち度があったことがあり、4人だけの心にしまっておくことにしたのだった。
告発分を送ってきた人物
一体誰が送ってきたのだろうか、深瀬は同じくゼミの仲間達に何か異変はないかと久々の連絡を取る。すると、それぞれから同じような内容で自分が犯人だ。といった内容の手紙が届いていることを知る。何者か、事件の真相を追っている人間がいるのだ。と気づく。
広沢の親友であった深瀬だが、広沢の過去については知らなかった。真相を探るべく広沢の故郷を尋ねる。そこであったのは広沢の高校時代の親友、古川。古川は平凡な性格で控えめなところが恐ろしく深瀬自身にも似ていると思い、広沢の頃で仕返しをしてきているのかもしれないと思うが、古川ではなかった。
そして、もう一人の容疑を掛けたのが、高校教師をする浅見の同僚でかつての広沢のクラスメイトの木田が彼女ではないか?と古川にはっぱを掛けて探りを入れてみる。
そんな古川から出てきた広沢の彼女は驚きの人物だったー。
事件の真相
過去の事件を何事もなくして平穏を手にしている深瀬らゼミ仲間の4人が許せなかった美穂子は、いたずら半分に例の告発分を送りつけたのだった。
深瀬は広沢の両親にしっかりを説明し謝ることを誓い、美穂子とも仲を取り戻し、平穏な生活を取り戻していくことになる。
話が落ち着いたので、行きつけの「クローバーコーヒー」ではマスターがコーヒーを出してくれた。
ー
ずらりとお店に並んだはちみつを眺める深瀬。
広沢が教えてくれたコーヒーにはちみつを入れると美味しいという話を聞いた深瀬はコーヒー店のマスターにも伝えていて、それマスターも以来はちみつをコーヒーに入れることが気に入っているようで、たくさんのはちみつがお店に並んでいる。
お店に並んだはちみつから奥さんオススメのはちみつを試してみると、何やら覚えのある味…。
「コレはなんのはちみつだと思う?」と奥さん。
「んーわからないな。」と深瀬。
”正解は蕎麦のはちみつ!”
ー
広沢に事件が起こったあの日、村井を迎えに運転をする広沢のためにコーヒーを用意していた深瀬。
コーヒーにはちみつを入れるのが好きな広沢のために、旅行の途中で買っていた珍しそうな色のはちみつ。
あれは、蕎麦のはちみつだった。
深瀬はあの時の広沢の言葉が何度も蘇ってくる。
ーじゃあ、行ってくる。
…俺が…広沢を…..。
広沢は蕎麦アレルギーを持っていた。
ドラマ『リバース』最終回予想
とゆうことで、小説では主人公たちの10年前に起こった事件の真相は、突然送られてきた告発分によって再び掘り起こされ、それぞれひっそりと大人しく生活を送っていたところに突如不穏な空気を呼び覚ましていきます。再び事件の真相を追うこととなる4人の大学時代のゼミ仲間がもう一度あの事件の真相を解き明かす。
オリジナルキャラ・小笠原の存在
今回のドラマはこの人物が過去の事件を盛り上げていく人物になると思います。原作では美穂子(戸田恵梨香)のファンから深瀬(藤原竜也)に送られた嫌がらせの手紙であった告発文が元になって、美穂子が真相を知るためにそれぞれ当時のゼミ仲間に手紙を書きますが、美穂子との関わりが気になります。ドラマでは二人がグルとなって事件の真相を明かすような展開になるのでしょうか。
人は誰でも罪を犯す。罪はどのように赦し、赦されるのか?
友情、絆を軸に家族愛、夫婦愛、恋人への愛など、様々な愛を人間ドラマで丁寧に描くドラマ。
また今回、原作の結末後の世界も描き、ドラマオリジナルのストーリーをお送りします。
痛いほど美しい「愛」のかたちとは…?
結末予想
ドラマでは、谷原サイド、浅見サイド、村井サイドとミステリー部分以外にこの事件をきっかけに描かれるそれぞれの今後の人生について描かれるストーリーなどが出てきそうですね。公式サイトの相関図を見た時に、原作と結構違っていそうで、ムムッとなってしまいました。とはいえ、ミステリー部分の結末自体は特に変化しなさそうですね。結果は結果なのですから。
ここでの見どころは、原作であまりしっかりと描かれていない事件の真相を悟ってしまった後の深瀬(藤原竜也)のこの先と、ゼミ仲間の友人たちの友情や家族をサービス放送してハッピーエンドに近づけてくれるのではないですかね。
まとめ
さて、2017年4月14日から放送スタートのドラマ『リバース』ですが、事件の発端となる斑丘高原での撮影ロケの様子が公式ツイッターでもUPし、いよいよ公開を待つばかりですが、どんなドラマになるのでしょうかね。
このドラマの雪山シーンのロケ地は最近『真田丸』でも有名になった長野県上田市にある菅平スキー場で撮影が行われています。事件の真相を握る蕎麦屋さんも出ていましたので、調べてみました。
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